hokatsu待機児童はアテにしない最短ルート

保育園入園を考えると、気になってしまうのは待機児童ではないでしょうか。
この記事の結論から申し上げると、待機児童は全く気にする必要はありません。

待機児童の定義はそれぞれ市区町村ごとに決めており、わたしたちがイメージするものとかけ離れており、保活をする上で重要な数値ではないためです。

「待機児童」という言葉を聞くと、保育園に入りたいけど入れない世帯というイメージがあるかもしれませんが、実態は違います。

この記事では少しマニアックな領域まで踏み込んでしまうかもしれませんが、待機児童についてご説明します。

待機児童の定義とは

wikipediaでは、待機児童とは以下のように定義されています。

待機児童(たいきじどう)とは、日本において、子育て中の保護者が保育所または学童保育施設に入所申請をしているにもかかわらず入所できず、入所待ちしている(待機)状態の児童をいう。

一方、下記5つの条件に当てはまる場合は待機児童としてはカウントされないことになっています。

  1. 認可外保育園を利用している
  2. 保護者が育児休業を継続中、または育休を延期する
  3. 特定の施設のみを希望
  4. 休職活動を停止
  5. 企業主導型保育所を利用

上記の1~3について詳しくご説明します。

1.認可外保育園を利用している

認可保育園に入るために一時的に認可外保育園に入っている方もいます。
市区町村によっては認可外保育園に入園してなければ事実上、認可保育園に入れないようになっています。

2.保護者が育児休業を継続中、または育休を延期する

育休中で保育園に入れない方のほとんどは育休延長をします。育休延長の条件にも「延長には「保育園に入園できないなどの特に休業が必要な事情」とありますが、育休中かつ保育園に入れずにいる人は待機児童としてカウントされていません。

3.特定の保育園のみを希望

通常の交通手段で自宅から二十、三十分の範囲にほかの施設の空きがあっても入所しない場合という意味です。市区町村内で空きがあるのにもかかわらず入園しないのであれば、それは選り好みしているのだから待機児童に入らない、という役所側の意図です。
とは言え、坂道が多い、雨や雪が降った場合の登園手段、満員電車でベビーカーを乗せられるか、通勤と真逆のルートの場合に保育園に毎日通うことができるのか、評判のよくない・育児方針に全く合わない保育園でも良いのかというとそうではないと思います。特に保育園は「命を預ける場所」でもあります。子どもは自発的に危険を察知して回避行動が取れる年齢でもないので、親としては保育園選びはより慎重になります。

第一次募集で五カ所まで希望施設名を書いて申し込める。すべて落ちると、市は、国の基準の範囲で空きのある施設を紹介するが「雪の多い札幌で、自転車での通園はあり得ない。きょうだいがいる場合など、徒歩で別々の園まで毎朝連れて行くのは、かなりつらいのではないか」
(中略)
東京都内で潜在待機が最多だった港区は、特定園希望として六百二十人を除外した。保育所へ入れるか不安で申込時に入所希望の施設名をたくさん書くが、希望順位の低かった施設にいざ入所が内定すると、現実的には遠くて通うのは無理などと感じ、辞退する例が多いという。

出典:東京新聞

市区町村の人口とファミリー層の割合に応じて数の意味合いが変わる

東京都内で待機児童数が多いのは世田谷区ですが、人口は90万人。一方の港区は23万人です。

2019年度の待機児童数

市区町村 人口 認可保育園申請数 待機児童数 隠れ待機児童数
世田谷区 900,000 18,321 470 926
港区 250,000 7,775 0 2,469

重要なのは保育園に入れる総量よりも倍率です。
こうしてみると、待機児童数が多い=保活がしにくい とは言えませんので、待機児童数を確認する意味はほとんどなくなります。

認可保育園で重要なのは最低ボーダーラインと指数項目の把握

最低ボーダーライン

どんなに保活が大変なエリアでも、家庭状況や保育園の空いている数によって簡単に入れてしまう場合もあります。
そのために把握しなければならないのは保育園ごとの最低ボーダーラインと家庭の指数(加算)項目です。

市区町村によっては公開していない場合もあります。
公開している場合はこのようにHPなどで見ることができます。

saiteishisuu最低指数

出典:【参考】平成31年4月1次最低指数一覧

また、プライバシーの観点から電話でのみ公表、または窓口でのみ対応するという場合もあります。インターネット上で公開されている場合でも、電話や実際の窓口にいくと詳細を教えてくれる場合もありますので、積極的に役所の担当者に聞いてみると良いと思います。

指数項目の確認

条件1 条件2 指数
居宅外就労が月20日以上 (週5日以上) 7時間(週35時間)以上の就労を常態 20
居宅外就労が月20日以上 (週5日以上) 6時間(週30時間)以上の就労を常態 19
居宅外就労が月16日以上 (週4日以上) 7時間(週35時間)以上の就労を常態 19
居宅外就労が月16日以上 (週4日以上) 6時間(週30時間)以上の就労を常態 18

保育園に入るのが難しい自治体は上記のような点数制(指数)で保育園入園者を選別しており、この点数が非常に重要になります。
両親共働き、月20日以上 (週5日以上)という世帯が多いので、多くの方が同じ点数を持ち点として持つことが多いので、1点でも点数が多いと保育園入園にかなり有利になります。

指数は通常、保育園案内冊子に記載されています。
「○○市 保育園案内」と検索すると、多くの自治体でPDFで配布されているので確認してみましょう。

ex.東京都中野区の指数

保活のしやすさは、自分の住んでいる地域の保育園事情と自治体の情報公開度によって変わる

都市部では、ファミリー層が多く住むエリアとそうではないエリアでは保育園事情は大きく変わります。保活をする際には市区町村の区切りではなく、エリアでみていくのが良いでしょう。
また、最低ボーダーライン でお伝えしたように、自治体がどれぐらい情報を公開しているかによって保活のしやすさは大きく変わります。
保育園情報がCSV(エクセルデータのようなもの)で公開されていたり、保育園情報がマップでまとめられている自治体は保活がしやすいと言えるでしょう。

ex.東京都豊島区の保育園マップ表面
東京都豊島区の保育園マップ裏面

shiyakusyo市役所

保育園探しと同時にお引越しを検討されている方へ

先ほど待機児童の参考例として世田谷区と港区を挙げましたが、保育園入園を考えている家族にとって、子どもが生まれてからの引越は出勤手段(駅近)、保育園、子どもが大きくなってからの教育環境など、多くの観点から引越しをする必要があります。
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