4.部屋の中まで入って見て 「よい保育施設の選び方10か条」を園長の視点から解説

2018-01-13

保育園園児

こんにちは。保育園SCOPS園長の森川です。

今回も「よい保育施設の選び方 十か条」について解説していきます。 今回はこちらです。

四 部屋の中まで入って見て

○ 見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう  ちいさい子どもが寝はじめる時間帯や、忙しい時間帯などは見学がむずかしい場合もありますが、それ以外の時間帯では、よい保育をしている施設は、保育室での子どもの様子を自信をもって見せてくれるはずです。  普段の買い物でもそうでしょう。皆さんも試したり確認したりできない品物は買わないはずです。保育室の中を見せてくれない施設は、何か見せたくない事情があると思った方がよいでしょう。
「よい保育施設の選び方10か条」より
まず保育室に入れない園は論外です。見学時に見せてくれない園は無いのではと個人的に思います。

実際の園児の様子を見ることは必須か?

それよりも「実際の園児の様子を見れるのか?」という点がポイントかと思います。 結論から言うと、答えは「ケースバイケース」です。 私の園での例をお話しますと、私達の園では毎年9月~10月の土曜日を使い、合同説明会という形をとっています。 それ以外の途中入園希望者の方については、ご案内が出来そうな方のみ平日の見学をして頂くようにしています。 理由として、「見学者の数」が挙げられます。 私達の園では例年、見学申し込み者は合計200~300名にもなります。 その人数に対して、保育をしながら、平日対応することは困難であり、逆に保育に色々な影響が出るのを避けるために土曜日に実施しているとも言えます。 やはり説明会に参加した方からは「普段の保育の姿を見たかった」というご意見も頂くことがあります。 一方、私達の場合は、普段の活動を撮りためた10分程度の動画をプロジェクターでお見せするので、「普通の見学では分からないような、普段の姿や行事の様子が分かって良かった」というご意見も多くいただいております。 大事なのは「普段の保育の様子が分かること、伝えようとする努力が見られること」と言えます。 実際の園児の様子を見られたとしても、園長の手が空く午睡中のみという園も多いでしょう。 特に認可外園では、園長が現場に入る園も少なくないと思いますので、常時見学対応が出来ない園も多いのです。 午睡中の姿を見るよりは、動画や写真で普段の姿を見られる方がよく様子が分かるとも言えるでしょう。

入園後に重要なこと

もう一つのポイントとして、「入園後、保育室の中まで入って準備が出来るかどうか」も挙げられます。 こちらも一概にどちらがいいというわけではありません。 ただ、これまで保護者さんから、「保育室に入れないと様子が分からず不安」といった声を複数聞いたことがあります。 (私達の園では朝、保育室に入って頂き準備をしてもらいます。) 朝の5分だけでも保育室に入れば、他の子の様子や保育者の様子などがある程度分かるものです。 そういった機会が無く、連絡帳のやり取りだけでは、不安になるのも致し方無いと思います。 ここで重要なことは、「入園後、保護者が普段の様子を見られる時間やツールなどがあるかどうか」という点です。 私達の園では、Facebook上で、毎日写真を150枚以上、動画も日によっては3~4本公開しています。 認可・認可外含めてもこの程度の写真数をアップしている園はまだ少ないのではないでしょうか。 SNS保育園 FacebookやLINEを使い、保護者と情報共有 実施している目的は、「保護者さんに普段の子どもの様子を伝えるため」です。 私達の園でも連絡帳やお迎え時の伝達は行っていますが、やはり写真を見て頂くのが最も分かりやすいためです。 そして遠くに住んでいる祖父母さんがお孫さんの写真をみることをとても楽しみにして頂いていることも、写真アップのやりがいとなっています。 このようにどんな方法でもいいのですが、普段の様子が分かるようなツールや方法があるのと無いのとでは、入園後の安心感はかなり違うと思いますので、見学時のポイントにしてみて下さい。 余談ですが、保育カメラなどを導入している園もありますが、私はこちらに関しては否定的です。 まず、常に四六時中誰かから監視されていることを気持ち良いと思う人はいません。 さらに、保育中には子どもに対して真剣に話をしなければいけない場面もありますが、音声がなかったり、遠くから見ただけだと保護者に誤解を与えかねないケースも発生するでしょう。 親に注意されないようにする保育は、子どもを育てる保育とは言えません。 このように「親目線のサービス」は大きな弊害があることも覚えておいて下さい。
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著者プロフィール

株式会社SCOPS(スコップス) 代表取締役 森川 慶


法政大学社会学部メディア社会学科卒 在学中、独学での一般試験を経て、保育士資格を取得 平成20年4月から社会福祉法人にて、保育士として3年勤務。 入社4年目で認定保育園の園長に就任 研修制度に応募し、一週間かけてイタリア・オランダの保育園を視察 質と量を両立できる会社・施設を作りたいと思い、起業を決意。法人を退職する。 退職後、勉強のため、毎年2000人以上の保育関係者が見学に訪れる保育園にて、半年間勤務させて頂く 勤務の傍ら、創業メンバーと共に株式会社SCOPS(スコップス)の設立を準備 平成24年12月株式会社SCOPS設立、代表取締役として就任 平成30年4月に3園目となる保育園SCOPS公園前を開所予定 >株式会社SCOPS http://scops.jp/

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