2.事前に見学を 「よい保育施設の選び方10か条」を園長の視点から解説

2018-01-11

見学のポイント こんにちは。保育園SCOPS園長の森川です。 今回も「よい保育施設の選び方 十か条」について解説していきます。

“二 事前に見学を” ○ 決める前に必ず施設を見学しましょう

 情報誌や広告などの情報だけでは限界があります。百聞は一見にしかず。利用する施設を決める前には、必ず見学しましょう。2つ以上の施設を見学することをおすすめします。できれば、時間帯を変えて2回見たり、行事のときなどに参加しておけば、保育の様子がよりわかります。そのときに利用者から園の様子を聞くことができれば、さらによくわかるでしょう。
「よい保育施設の選び方10か条」より
まず見学は必須です。 見学をしないで保育園を選ぶのは絶対にお勧め出来ません。 2つ以上と言わず、申請する可能性がある園は全て見ておいた方がいいと思います。 ただし、上記のアドバイスの中で、「時間帯を変えて2回見る」「行事の時に参加する」「利用者から園の様子を聞く」は現実的ではないと思います。 園側も多忙な中、見学を受け入れているので、2回目というケースは聞いたことがありません。 さらに行事への参加も野外で行われているものを見る以外については難しいです。 保護者から状況を聞くということも、そもそも園の見学時間と保護者のお迎え時間は被らせないことが多いため、出来ないでしょう。

見学時にいい保育園かどうか見分けるポイントは?

まず見学者が来ている場合は、当然保育者も見学者の存在を意識しているため、普段より少し盛った保育になっています。 そのため、ポイントとしては「保育者の素を見れるかどうか」となります。 もちろん、見学者がいるにも関わらず、怒鳴ったり、怖い保育をしている場合は論外です。 素を見るための方法2つをご紹介します。

1.電話から分かること

まず見学するためには、園へ電話をかける必要があります。 この電話でその園の普段の様子がある程度分かります。 電話は誰が取るか分かりません。 現場の保育士さんでもしっかり受け答えが出来るような研修を受けているかの目安になります。 ただ、電話対応がいい=保育内容がいいとは一概には言えません。株式会社など複数園を運営している大手さんはマナー研修を充実させ、保護者対応に力を入れている園が多いです。 一方、昔ながらの園ではマナー研修よりは実際の保育に役立つ研修を実施しているため、電話応対は上手ではないケースもあります。 大切なことは電話応対の技術や言葉使いそのものより、応対の態度、明るさ、声のトーンです。 これらの要素は比較的、保育にも通じます。 言葉使いが少し変でも明るい声のトーンであるならば、子供にも明るく接していることが予想されます。 もちろん、荒い言葉使いや応対は論外です。 その時点で少なくともそういった保育士がいる園であることが分かるため、要注意と言えます。 そして補足として知っておいて頂きたいのは、園側も言葉使いが荒い人、応対が横柄な人の名前は意外と覚えているということです。 もし、意中の保育園に電話する場合は、電話の時点で丁寧な受け答えをしておいた方が良いと思います。 電話というのは姿が見えない分、素の部分が出てしまうので、判断のポイントになります。

2.散歩や公園での姿を見ること

素の保育者の姿を見たいなら、散歩や公園での姿を見ることです。 園内の見学では多かれ少なかれ、見学用の保育になります。しかし外遊びではその保育士や園の素の部分が出ます。 散歩に行く先は日によって違いますが、大体出発時間は乳児だと9:30~10:00の間なので、それとなく見てみるのも一つの方法です。

散歩・公園で見るポイントは?

散歩・公園で見るポイントとしては、 1.安全面に配慮しているか? 車や自転車への注意、飛び出し防止、人数や名前の確認 2.子どもの遊びを制限していないか? 少ない人数で外に出ることで、限られたスペースで遊ばせる。子どもを待たせる時間が長い。制止が多い。 3.先生達の表情や態度は明るいか? 子どもと一緒に遊ぼうとする姿勢が見られるか?放ったらかしになっていないか?表情が疲れていないか? 特に外遊びは室内より多くの人数が必要になります。 私の実感としては、満足な外遊びを行うためには、国が定める配置基準(例:1歳児6人につき1人の保育者)に+1~2人はつけることが望ましいです。 つまり1歳児12人で外に出る場合、3人以上は欲しいところです。2人でも法的には問題はありませんが、ある程度制限した遊びになる可能性があります。そういった人数の点も見てみて下さい。
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著者プロフィール

株式会社SCOPS(スコップス) 代表取締役 森川 慶


法政大学社会学部メディア社会学科卒 在学中、独学での一般試験を経て、保育士資格を取得 平成20年4月から社会福祉法人にて、保育士として3年勤務。 入社4年目で認定保育園の園長に就任 研修制度に応募し、一週間かけてイタリア・オランダの保育園を視察 質と量を両立できる会社・施設を作りたいと思い、起業を決意。法人を退職する。 退職後、勉強のため、毎年2000人以上の保育関係者が見学に訪れる保育園にて、半年間勤務させて頂く 勤務の傍ら、創業メンバーと共に株式会社SCOPS(スコップス)の設立を準備 平成24年12月株式会社SCOPS設立、代表取締役として就任 平成30年4月に3園目となる保育園SCOPS公園前を開所予定 >株式会社SCOPS http://scops.jp/

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