1.情報収集編 「よい保育施設の選び方10か条」を園長の視点から解説

2018-01-09

こんにちは。保育園SCOPS園長の森川 慶です。

今回から具体的に保育施設の選び方についてお伝えしていきます。 まず初めにネット上では、この手のテーマで保活経験者による記事など様々なものが掲載されていますが、やはり良い保育園を見分けるためには保育園側からの視点は必須です。 これまでそういった記事はほとんど見たことが無いので、今回書いてみようと思いました。 まず取り上げるのは、厚生労働省が出している有名な「よい保育施設の選び方 十か条」です。 こちらはご存知の方も多いと思います。 この10か条はインターネット上で公開されている様々な記事よりタメになる内容が書かれており、スタンダードな指標と言えます。 一方、15年前に作られたものであり、「一概には言えないよな」「実際に保護者の方がそれを行うのは難しいかな」と思う点もあります。 そこで普通のお母さんでもこの10か条を活用できるようにそれぞれについて解説をしていきたいと思います。

情報収集の方法は?

一 まずは情報収集を ○ 市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう
>「よい保育施設の選び方10か条」より
保育行政は、住民に一番身近な市区町村で行われています。 認可保育所を利用したい場合には、市区町村の保育担当の窓口に相談して申し込むこととなっています。 これに対して認可外保育施設は、直接は市区町村とは関係していません。 利用したい場合には、その施設に直接申し込むことになります。 ただし、市区町村によっては、認可外保育施設や保育ママに独自に助成している場合があります。 その場合には、それらの情報も教えてくれるでしょう。 よい保育施設の選び方 十か条より
行政窓口に行くことが保活のスタートであるということは一般的に知られています。 確かに自宅地域の保育園状況や利用方法などを知るためには行政窓口の訪問は必須です。 行政で確認しておく必要があることは以下の内容です。 ・認可園の申請時期と方法 ・自分のランクと待機児童等の状況を合わせて入園はどの程度の見込みがあるか? ・認証保育園など地域の認可外園についての情報や状況。自分の収入だとどの程度の保育補助が出るか?認可と比べて保育料の増減は? これらは出来るだけ早くスタートします。 特に認可園以外の制度に関する知識や説明会の日程などの情報取集は早めに行っておきます。 私が保護者さんとお会いしてよくあるケースが「認可は見たけど、認可外までは見る時間が無かった」というケースです。 認可外は見学受付を常時受けていない園も多いです。 探し始めた時には「もう見学は終了しました」、「今年度の申し込みは終了しました」となるケースがよくあります。 認可外園は各園やり方が千差万別で受付時期も異なるため、認可園よりも認可外の準備を先に終わらせておいた方が安心して保活に取り組めるとも言えます。 一方、行政の窓口で得られる情報はあくまでも「保育園の制度や申請方法」であり、どの園が良いか、どんな特徴があるかまでは教えてくれません。 行政によっては、各園の特徴をまとめた冊子を配布しているところもあるかと思います。 しかし、その冊子を見て「よく分かる!」と思えるものはそれほど多くないと思います。 なぜならば、保育方針などの文章は似たり寄ったりで、あまり違いを感じられないからです。 これは「どの園も工夫をしていない」「大した想いが無い」ということではありません。 保育園は長く「お客さんを選べない・お客さんも選べない」措置契約であり、「保護者にどうやってアピールするか」よりも「どうやっていい保育をするか」を考えてきました。 想いはあるけれどその見せ方が未熟なため、保護者からすれば園同士の違いが分かりづらいのです。
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口コミの取得方法

そこで情報収集の最も効果的な方法は「口コミ」ということになります。しかもネットではなく、リアルの口コミです。 口コミを得やすい代表的な場所として、各行政や保育園に設置されている「子育て支援センター」が挙げられます。 特にターゲットとして、第2子の育休中のお母さんが狙い目です。 第1子のお母さんからも実際の見学情報などを得られますが、第2子のお母さんからは実際に子どもを預けている生の情報を得ることが出来ます。 また第1子を預けている保育園で保護者同士のネットワークも出来ているので、別のお母さんの体験談も聞ける可能性もあります。 そのためには、自分が気になっている園について情報を持っているか聞くために、あらかじめ候補園を絞っておく必要があります。 口コミで数人から良い評判を聞く園は、その時点で良い園である確率がかなり高いことが予想されます。 一方、異なる数人から悪い評判を聞いた園も同様に、良くない園である可能性がかなり高いです。 私が様々な保育園を見てきた中で、「とても良い園だ!」と「全然だめな園だ!」と評価が大きく分かれることは少ないと思います。(保護者会の有無・大変さなど保育に関すること以外の場合は可能性があります) やっぱり誰が見ても良い園は良い園であり、悪い園は悪い園であると言えます。 是非、保活目的のためにお母さんが集まる場所に顔を出してみて下さい。
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著者プロフィール

株式会社SCOPS(スコップス) 代表取締役 森川 慶


法政大学社会学部メディア社会学科卒 在学中、独学での一般試験を経て、保育士資格を取得 平成20年4月から社会福祉法人にて、保育士として3年勤務。 入社4年目で認定保育園の園長に就任 研修制度に応募し、一週間かけてイタリア・オランダの保育園を視察 質と量を両立できる会社・施設を作りたいと思い、起業を決意。法人を退職する。 退職後、勉強のため、毎年2000人以上の保育関係者が見学に訪れる保育園にて、半年間勤務させて頂く 勤務の傍ら、創業メンバーと共に株式会社SCOPS(スコップス)の設立を準備 平成24年12月株式会社SCOPS設立、代表取締役として就任 平成30年4月に3園目となる保育園SCOPS公園前を開所予定 >株式会社SCOPS http://scops.jp/

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